2026-10-09
会話が案件ごとにばらばらで面倒だったので、1つの窓で回すアプリを Claude に作らせた
私は Claude Code に、いくつもの案件を同時に任せています。動画編集、アプリ作り、調べもの、応募文の下書き。案件ごとにフォルダを分け、それぞれで Claude との会話を開いて進めていました。
これが地味に面倒でした。どの会話が作業中で、どれが私の返事を待っているのか、全部を開いて回らないと分かりません。
そこで2026年9月29日、Claude にこう頼みました。「今のような受け答えを、1つの窓でまとめてできるアプリって作れない? 各プロジェクトごとに会話を分けないといけないのが面倒」。
できあがったのが、自作のアプリ「Claude Desk」です。この記事も、そのアプリの中で Claude に書いてもらっています。
どんなアプリか
1つの窓の左側に案件が並び、押すとその案件の会話が開きます。打った内容は、その案件のフォルダで動いている Claude に届きます。

ゴールとして最初に決めたのは、次の1文です。
1つの窓で、案件を選んで打つだけで、その案件のフォルダで Claude が動く。複数の案件が同時に進み、全部の状態(作業中・返事待ち・完了)が1画面で見える。私はターミナルを一度も触らない。
いま画面にあるのは、主に次のものです。
- 案件の一覧:左側に、種類(仕事・アプリ・調べものなど)ごとに並ぶ
- 状態の札:各案件に「作業中」「返事待ち」「完了」が色で出る。どれに返事をすればいいかが一目で分かる
- 確認のカード:ファイルを消す、鍵を扱うといった操作の前に、何をするのかを日本語で出す。私が押すまで進まない
- 質問のカード:Claude が選んでほしいことを、選択肢で出す
- 使用量のバー:Claude の利用枠をどれだけ使ったかと、いつ戻るかを出す
- 秘書:新しい頼みごとを打つと、どの案件のフォルダで進めるかを考えて、案として出してくれる
プログラミングの経験がなくても作れたのか
作れました。ただ、私がやったのはコードを書くことではなく、次の3つです。
- やりたいことを、自分の言葉で言う(上の「1つの窓で〜」を決めたのも、私の言葉が元です)
- 見本を見て選ぶ。本物を作る前に、Claude に押すと画面が切り替わるだけの見本を3案作ってもらい、その中から選びました
- 使ってみて、困ったことをそのまま言う
仕組みの選び方も Claude が調べて決めました。最初の日に、許可の確認・選択肢の質問・画像の受け渡しの3つが窓の中でできるかを試し、3つとも通ったのを見てから作り始めています。
使ってみて直したこと
作って終わりではなく、毎日使いながら直しています。実際に私が言ったことと、その直しです。
「何に対して何をする許可なのか全くわからない」
確認のカードが英語で出たうえに、ファイルを探すだけの操作まで「鍵に触れる」と判定していました。いまは、操作の種類から日本語で「何に対して、何をするか」を組み立てて出しています。探すだけの操作ではカードが出なくなりました。
「コード関係が縦長になってるのはなぜ?」
会話の中の作業の行が、なぜか縦に細長く表示されていました。原因は、見た目を決める設定に同じ名前が2つあり、設定画面向けの指定が会話の行にまで効いていたことでした。名前を分けて直し、同じ名前の重なりがほかに無いかも機械で洗い出しました。
選んでいるうちに、書いた文字が消える
質問のカードで、自由に書く欄に文字を入れたあと、別の選択肢を押すと、書いた文字とスクロールの位置が消えていました。いまは、画面を描き直す前に入力中の文字と位置を覚えておき、描き直したあとに戻しています。
返事をしていないのに、アプリが入れ替わった
アプリを新しい版に入れ替えるとき、「入れ替えてよいか」を聞いたまま、私が返事をしないうちに入れ替えが進み、裏で調べものをしていた会話が途中で切れました。いまは、返事が無いときは「やらない」として扱うことにしています。返事が無いことは、OKではありません。
1つにまとめて、何が変わったか
いちばん変わったのは、どこに返事をすればいいかを探さなくてよくなったことです。左の一覧で「返事待ち」の札が付いている案件だけを開けばいい。
確認のカードも、日本語で「何に対して何をするか」が出るので、押す前にその場で判断できます。
まだ毎日直しているところです。直したことは、またこのブログに書きます。