非エンジニアのClaude作業台
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2026-10-09

Claude が「やります」と言って止まる。途中で止めないために、機械に見張らせた

Claude Code に作業を任せていると、こちらが思っていない場所で手が止まることがあります。返事を見ると、それらしいことが書いてあります。「実装に入ります」「次に進めますか?」「完了しました」。でも、実際には何も進んでいない。

私はこれを何度も踏みました。この記事では、止まり方の型と、最後に「機械に見張らせる」ことで止めた方法を書きます。

止まり方は、だいたい4つの型に分かれた

1.「これから〜します」と書いて、何もせずに終わる

ある日、画面の作り直しを頼んだら、Claude は「実装に入ります」と書いて返事を終えました。コードは1行も書かれていませんでした。

別の日には「書き換えました」と2回続けて報告したのに、ファイルは1文字も変わっていませんでした。文章としてはつながっているので、読んだだけでは気づけません。

2.いちいち「次に進めますか?」と聞く

通知の機能を作ってもらっていたとき、Claude は工程が1つ終わるたびに「次に入りますか?」と聞いて止まりました。5回です。私はすでに全部の工程にOKを出していました。

報告してくれるのはありがたいのですが、報告のたびに手が止まると、私が返事をするまで何も進みません。

3.「待っています」と言って、ほかの仕事を放っておく

重い処理の完了を待つ間、Claude は「待っています」と書いて止まりました。ところが同じとき、前の工程で作ったものがまだ保存されていませんでした。待っている間にできる仕事があったのです。

4.「完了しました」と言うのに、残りがある

いちばん困ったのがこれです。頼んだことの一覧にまだ終わっていない項目があるのに、返事には「作業完了」と書いてある。私が気づかなければ、そのまま放っておかれます。

ルールを書いても、止まらなかった

最初は、指示書(Claude が毎回読む CLAUDE.md というファイル)にルールを書きました。「止まってよいのは、次の5つの場面だけ」。

  1. 外に影響が出る操作の直前(投稿・送信・購入・削除など)
  2. 私にしか決められない選択
  3. 必要な情報や素材が手元に無く、Claude には用意できない
  4. 続けると危険、または取り返しがつかない
  5. 指示どおりに作ると使いにくくなると分かったとき(代案を出すあいだだけ)

それ以外は最後までやり切る。止まるときは、どの番号に当たるかを書く。

ところが、これだけでは止まりませんでした。Claude は指示書を毎回読んでいて、ルールを「知って」います。それでも、返事を終える瞬間に自分から思い出してはくれませんでした。

機械に見張らせる

Claude Code には、返事を終える直前に自動で走る小さなプログラムを仕込めます(フックと呼ばれる仕組みです)。私の環境では、このプログラムが次のことを見ています。

その回でファイルを1つでも変えたなら、返事の最後に「作業完了」か「止まってよい場面N」のどちらかが書いてあるか。

どちらも無ければ、返事を終わらせずに「なぜ止まるのかを書くか、作業を続けて」と Claude に返します。Claude はそれを受けて、作業に戻ります。

書くこと自体は簡単です。難しいのは、まだやれる仕事が残っているときに「作業完了」と書くこと。その瞬間を捕まえるのが狙いです。

見張りにも穴があった

最初の版は、Claude が専用の編集機能でファイルを変えたときだけを数えていました。ところが、コマンドを打ってファイルを書き換えた回は数えていなかったので、その間ずっと見張りは黙っていました。いまは、ファイルを書き換えるコマンドも数えています。

もう1つ。このプログラムは文字を探しているだけなので、「止まってよい場面2」と書けば通ってしまいます。書けば通ることは、止まってよいことの証明にはなりません。ここは指示書の側に「番号は合言葉ではない」と書き、止まる前に「その答えが無くてもできる仕事を数える。1件でもあれば止まらない」を足しました。

残りの一覧と突き合わせる

4つ目の型(残りがあるのに「完了」)には、もう一段足しました。

いま使っている自作のアプリでは、Claude が返事の最後に「まだ終わっていないこと」の一覧を付けます。見張りのプログラムは、この一覧に終わっていない項目が残っているのに「作業完了」と書いてあれば、止めます。

やってみて分かったこと

AIに任せる仕事が増えるほど、「どこで止まったか」を毎回見に行くのは大変になります。止まる理由を必ず書かせる。それだけで、止まった返事を読んだときに「次に自分が何をすればいいか」がすぐ分かるようになりました。