2026-10-10
Premiere の代わりになる編集ソフトを Claude に作らせている。検査は全部通ったが、まだ私の手で1本も仕上げていない
2026年10月7日、私は Claude にこう頼みました。「プレミアに変わるソフトを作成したい」。
Premiere(Adobe の動画編集ソフト)は、動画編集の仕事で使っているソフトです。目指したのは、Premiere でできる基本の編集を全部そろえたうえで、AIの手伝いや、話題の動画を手本にした字幕づくりを足したものです。
この記事は、作っている途中の記録です。先に書いておくと、まだ私の手で1本も仕上げていません。
5つの段階に分けて作った
全部を一度に作るのではなく、段階に分けました。
- 受注1件分の最小版:動画を読み込む → 無音のところに編集点 → 字幕を作って直す → 字幕の見た目をそろえる → 書き出す
- 基本の編集操作:映像と音を複数の段に重ねる、場面のつなぎ、色、画像や音の挿入
- AIの手伝い:見どころの候補、言い直しの候補に印を付ける(消すのは私)
- 話題の動画から字幕の型を学ぶ:再生中の画面から字幕の位置・大きさ・色・出方を読み取り、3本以上の平均を自分の字幕に当てる(動画は保存しない)
- Claude が外から操作する窓口:Claude が編集ソフトを直接動かす。消す操作もできるが、履歴から1回で戻せることを条件にした
それぞれ、本物の画面を作る前に「押すと画面が切り替わるだけの見本」を作ってもらい、私が選んでから作り始めています。
速さは、確かに速い
始めてから3日ほどで、5つの段階の画面がひととおりできました。各段階に、ボタンを順に押して最後まで通す検査が付いていて、段階⑤の時点で39項目が通っています。
10分のフルHDの動画を書き出す時間も測ってもらい、428秒(動画の長さの約0.7倍)でした。
でも、まだ使えるとは言えない
ここからが正直なところです。
- 段階①の最後の工程「私が自分の素材で1本通す」が、まだ済んでいません。②〜⑤も、検査は通っていますが、私が実際に使って確かめたものはありません
- 検査が通ることと、仕事で使えることは別です。別の記事に書いたとおり、Claude が作るテロップはほぼ手直しで、編集点も数フレームずれます。編集ソフトの側がいくら速く作れても、中身の精度はまだその程度です
- AIで短い動画を作る機能は、このPCでは3秒の動画1本に90分以上かかりました。2回試して、2回とも途中で打ち切りました。最後まで通した記録はありません
作る途中で起きたこと
検査の途中で見つかった不具合も、いくつか書いておきます。
- 映像が真っ黒になった:書き出しの部品で、描く順番を探す鍵の付け方を間違えていて、映像が一度も描かれていませんでした。検査に「映像の明るさ」を足し、わざと元に戻すと検査が落ちることを確かめてから直しました
- 書き出しを中止すると止まったままになった:中止したあとも、閉じた出口が空くのを待ち続けていました
- 動かしたときに映像と音が離れた:私が「動画と下の音はロックされていないと困る」と言い、前後の切りのいいところに吸い付くようにしてもらいました
いま思っていること
Claude に作らせると、画面と検査は速くそろいます。そのぶん、「検査が全部通った」を見て、できた気になりやすいと感じています。
本当にできたかどうかは、私が自分の仕事で1本仕上げてみるまで分かりません。それが済んだら、また書きます。